FreeBSD (15.0) を VirtualBox にインストールする覚書
仮想マシンの作成編

The FreeBSD Project から、今回は FreeBSD-15.0-RELEASE-amd64-dvd1.iso.xz を入手した。 (Download FreeBSD → FreeBSD 15.0-RELEASE の Installer の amd64 の所)

もし読者が使っている PC が AMD でなく Intel の CPU であったとしても、入手すべきものは「amd64」版 (これが 64-bit 用) である。
「i386」というものがあったとしても、それは 32-bit 用である。
ただし FreeBSD 15.0 では、そもそも i386 版は用意されていないようである。 気にせず amd64 版を入手すればよい。
(FreeBSD 14.x までは i386 版があった。15.0 ではとうとう無くなったのか..)
FreeBSD 14.0 のとき筆者は disc1 を使ってインストールしていたのだが、今回 15.0 で disc1 を使うと、後述の課題が発生したので、ファイルサイズは disc1 の数倍となるが dvd1 を使うことにした。

そして、Cygwin の unxz コマンドで圧縮を伸長しておいた。 (FreeBSD-15.0-RELEASE-amd64-dvd1.iso というファイル名になる)

もし読者が unxz コマンドを持っていない場合、いくらか転送サイズが大きくなるが、同サイトの FreeBSD-15.0-RELEASE-amd64-dvd1.iso の方 (.xz でない方) を入手してもよいだろう。

● 仮想マシンの作成

今回、Oracle VirtualBox の 7.2.6 というものを使用している。

「Oracle VirtualBox」を起動し 「Oracle VirtualBox マネージャー」で作業を行う。 ↓

VirtualBox Manager

『新規』というボタンを押す。

◎ 仮想マシンの名前と OS

『VM 名』に「fb150」などと入力する。
『ISO イメージ』で、先ほどの FreeBSD-15.0-RELEASE-amd64-dvd1.iso ファイルを指定する。
『OS エディション』で、『OS』を「BSD」、『OS ディストリビューション』を「FreeBSD」に、『OS バージョン』を「FreeBSD (64-bit)」にする。

Name and Operating System

◎ 仮想ハードウェア

『仮想ハードウェアを指定』の所を押す。

『メインメモリー』が「1024 MB」になっていたが、ZFS を使いたいのと、筆者の環境のホストで動いている、移行前の仮想マシンとのメモリの食い合いなどを考え、とりあえず「8000 MB」にしておき、後から調節することにする。
『プロセッサー数』も、とりあえず「1」のままにしておき、後から調節することにする。
『EFI を使用』にチェックを付けたい所だが、これを有効化すると、実験段階で、ACPI シャットダウンで電源が切れないという症状に見舞われたので、チェックを付けない。

以前 (FreeBSD 14.0) も、『EFI を有効化』というものにチェックを入れると、ACPI シャットダウンで電源が切れないという症状に見舞われた。 このバグ未だ直ってないのか..
VirtualBox でない、直の PC だと、問題なさそうなのだが。

hardware

◎ 仮想ハードディスク

『仮想ハードディスクを指定』の所を押す。

『新しい仮想ハードディスクを作成』が選択されたままにしておく。
『ディスクサイズ』を (16.00 GB になっていたが) 46.00 GB とした。
『全サイズの事前割当て』にチェックを入れる。

Virtual Hard Disk

◎ 作成

ここまで来たら『完了』押す。

少し時間がかかる。

creating media

それが終了すると、仮想マシン「fb150」が出来ている。

virtual machine created

● 仮想マシンの設定

「fb150」が選択された状態で『設定』押す。

以下の画面になる。

general

もし左上の『基本』が選択された状態になっていたら、隣の『高度』の方を押して選択する。 (筆者の環境では最初から『高度』になっていた)

◎ 一般

『一般』が選択された状態で、『機能』のタブを押して選択する。

『クリップボードの共有』が「無効」になっていたが、「双方向」に変える。

clipboard

◎ システム

『システム』を押して選択する。

『マザーボード』のタブの、「ハードウェアクロックを UTC にする」にチェックを入れてみる。

set hardware clock to UTC

◎ ディスプレイ

『ディスプレイ』を押して選択する。

『スクリーン』のタブの、『グラフィックスコントローラー』が「VMSVGA」になっていたのを、「VBoxSVGA」に変える。
これは、後述でインストールすることになる、virtualbox-ose-additions の教えによる。
「無効な設定が見つかりました」と表示されてしまうが、無視してかまわないとされている。

FreeBSD 14.0 では、「VMSVGA」のままにしておかないと、X11 が正常に作動しないということがあった。
なお「VMSVGA」のまま X11 を使うには、Xorg をオプションを変えてコンパイルする必要がある。

『機能』の「3D アクセラレーション」にはチェックを付けないでおく。

display

◎ ストレージ

『ストレージ』を押して選択する。

「コントローラー: IDE」が選択された状態で、「ホストの I/O キャッシュを使う」のチェックを外す。

こうしておかないと、特に ZFS が、突然の電源断に、極端に弱くなる気がする。

過去に突然の電源断で ZFS が使用不能、修復も不能になったことが何度もあった。

disable I/O cache (IDE)

◎ ネットワーク

『ネットワーク』を押して選択する。

『アダプター 1』の、「ネットワークアダプターを有効化」にチェックが入っており、「割り当て」が「NAT」になっていることを確認する。

network adaptor 1

『アダプター 2』を押して選択する。

読者におかれては、もしブリッジアダプター (仮想マシン側から直接見える) を使う必要性が無いならば、ここは設定しなくてもよい。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ブリッジアダプター」にする。

『名前』の所を、ブリッジアダプターとして使いたい LAN アダプタを選択する。 筆者の環境では、PC に内蔵の無線 LAN であるものを選択した。

もし着脱可能な LAN アダプタ (USB タイプなど) を使っている場合、『名前』の所が、そちらの LAN アダプタになっていることがあり、そのまま、次にもしその LAN アダプタを抜いていると、仮想マシンがエラーで起動しなくなるので注意。 (ただしエラーが起きた後に選択し直して復旧することは出来る)

network adaptor 2

『アダプター 3』を押して選択する。

読者におかれては、もし他の仮想マシンと通信したりする必要性が無いならば、ここは設定しなくてもよい。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ホストオンリーアダプター」にする。

network adaptor 3

『アダプター 4』を押して選択する。

読者におかれては、もし他の仮想マシンと通信したりする必要性が無いならば、ここも設定しなくてもよい。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ホストオンリーアダプター」にする。 「アダプタータイプ」を「準仮想化ネットワーク (virtio-net)」にする。

network adaptor 4

◎ 設定の完了

忘れずに『OK』押す。

以下のような表示になった。

details

以上


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