FreeBSD (14.0) を VirtualBox にインストールする覚書
仮想マシンの作成編

● FreeBSD の入手

The FreeBSD Project から、今回は FreeBSD-14.0-RELEASE-amd64-disc1.iso.xz を入手した。
(Download FreeBSD → FreeBSD 14.0-RELEASE の Installer の amd64 の所)

そして、Cygwin の unxz コマンドで圧縮を伸長しておいた。 (FreeBSD-14.0-RELEASE-amd64-disc1.iso というファイル名になる)

もし読者が unxz コマンドを持っていない場合、いくらか転送サイズが大きくなるが、同サイトの FreeBSD-14.0-RELEASE-amd64-disc1.iso の方 (.xz でない方) を入手してもよいだろう。

● 仮想マシンの作成

今回、Oracle VM VirtualBox の 7.0.14 というものを使用している。

「Oracle VM VirtualBox」を起動し 「Oracle VM VirtualBox マネージャー」で作業を行う。 ↓

VirtualBox Manager

『新規』というボタンを押す。

◎ 仮想マシンの名前と OS

もしダイアログ下部に『ガイド付きモード』と表示されていたら押す。
(状態が「エキスパートモード」になっているため「ガイド付きモード」に切り替えるということ)

『名前』に「fb140」などと入力する。
『ISO イメージ』で、先ほどの FreeBSD-14.0-RELEASE-amd64-disc1.iso ファイルを指定する。
『タイプ』を「BSD」、『バージョン』を「FreeBSD (64-bit)」にする。

Name and Operating System

『次へ』押す。

◎ ハードウェア

『メインメモリー』が「1024 MB」になっていたが、ZFS (最近は 8GB 以上のメモリーが推奨される?) を使いたいのと、筆者の環境のホストで動いている、移行前の仮想マシンとのメモリの食い合いなどを考え、とりあえず「8000 MB」にしておき、後から調節することにする。
『プロセッサー数』も、とりあえず「1」のままにしておき、後から調節することにする。
『EFI を有効化』にチェックを付けたい所だが、これを有効化すると、実験段階で、ACPI シャットダウンで電源が切れないという症状に見舞われたので、チェックを付けない。

hardware

『次へ』押す。

◎ 仮想ハードディスク

『仮想ハードディスクを作成する』が選択されたままにしておく。
『ディスクサイズ』を (16.00 GB になっていたが) 40.00 GB とした。
『全サイズの事前割当て』にチェックを入れる。

Virtual Hard Disk

『次へ』押す。

◎ 作成

このような『概要』が表示された。

Summary

『完了』押す。

少し時間がかかる。

creating media

それが終了すると、仮想マシン「fb140」が出来ている。

virtual machine created

● 仮想マシンの設定

「fb140」が選択された状態で『設定』押す。

以下の画面になる。

general

◎ 一般

『一般』が選択された状態で、『高度』を押す。

『クリップボードの共有』が「無効」になっていたが、「双方向」に変える。

clipboard

◎ システム

『システム』押す。

『マザーボード』の所の、「ハードウェアクロックを UTC に」にチェックを入れてみる。

set hardware clock to UTC

◎ ディスプレイ

『ディスプレイ』押す。

この時、『スクリーン』の所の、『グラフィックスコントローラー』が「VMSVGA」になっていたのを、「VBoxSVGA」に変えたのだが..
ここで、「無効な設定が見つかりました」と表示されてしまうが、無視してかまわないはずだったのだが..
どうやらこれに起因して後で問題が起こったので、後から「VMSVGA」に戻す羽目になった。 後述する。
これを読んでいる読者がやる場合は、「VMSVGA」のままにしておいてかまわない。

『拡張機能』の「3D アクセラレーションを有効化」にはチェックを付けないでおく。

これらの設定は、後ほどインストールする、virtualbox-ose-additions が定める所によったのだが..

display

◎ ネットワーク

『ネットワーク』押す。

『アダプター 1』の、「ネットワークアダプターを有効化」にチェックが入っており、「割り当て」が「NAT」になっていることを確認する。

network adaptor 1

『アダプター 2』押す。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ブリッジアダプター」にする。

network adaptor 2

『アダプター 3』押す。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ホストオンリーアダプター」にする。

network adaptor 3

『アダプター 4』押す。

「ネットワークアダプターを有効化」にチェックを入れ、「割り当て」を「ホストオンリーアダプター」にする。 『高度』を押し、「アダプタータイプ」を「準仮想化ネットワーク (virtio-net)」にする。

network adaptor 4

◎ 設定の完了

忘れずに『OK』押す。

以下のような表示になった

details

以上


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