2019年終わりに田島寮同窓会向けに書いた文書に加筆修正
先日から、このようなものを右手に付けています。 (2020年1月現在)
..腱鞘炎と診断されました
(より正式には「右ドゥ・ケルバン腱鞘炎」だそうです)。
自分が腱鞘炎になるとは思っていなかったのですが。
ちなみにこの「装具」の値段が一万円以上します。
ただし保険で七千円ほど返ってくるとのこと。
そのために会社の健康保険組合にめんどくさい手続きをしました。
そもそもは、9月くらいから、右手首が痛いなー、でもそのうち治るだろう、と思っていたのですが。
一ヶ月くらい経っても痛く..
常に痛いというわけではないのですが、特定の動作で痛みを感じます。
朝靴下を履くために親指で靴下を引っ張ると痛い、玄関の鍵を回そうとすると痛い、自転車の変速機を操作すると痛い、エンターキーを押そうと右手首を右に曲げると痛い、ドライヤーを持って前髪の左側を乾かそうとすると痛い、子供を抱きかかえると痛い..
あと、右手首が痛くて腕立て伏せが出来ないです。
しかも、こういう症状は夜寝ているうちにいつの間にか治っていってほしいと自分は思ったりするのですが、夜寝て朝起きると痛い。
さらに、休みの日に昼寝して起きても痛い。
むしろ起きている間は痛みがマシになっていく気もするのですが..
こりゃダメだということで、病院に行くことにしました。
しかし、何という種類の病院に行けばよいのでしょう?
それは、整形外科に行くということで合っていたようです。
たまたま(嫁の要請で)有給休暇だった10月10日木曜日の午後、Googleマップで探して家から一番近い整形外科が木曜午後休診だったため、家から
2番目に近い整形外科に車で行くことにしました。
整形外科とリハビリテーション科と内科のみを備える病院ですが、けっこう大きい所でした。
医師に診てもらう前の看護師さんの問診で、右手の親指を内側に曲げた状態で、手首を小指側に曲げられるかという旨の質問をされました。
..痛くてぴくりとも曲がらないではありませんか!?
さらにレントゲン写真を撮りました。
さて、医師に診てもらい、右手の色々な箇所を押して、ここは痛いですか?
痛くないですか?
という質問をされました。
また医師は、胸ポケットに、直線定規を端の一点で二枚組み合わせたような分度器を持っており、これで右手と左手の手首が何度まで曲げられるか比較しつつ測ったりしました。
さて、診断結果は、前述の通り、腱鞘炎でした。
右手の手首から親指にかけて痛いのですが、人間の親指から筋が手首にかけて
2本通っており、その手首の所が傷んでいるということのようです。
製薬会社が作った一枚のカラーの説明文書をもらい、症状としてはまあまああるようです。
原因が思い当たらないのですが..
と言ってみましたが、そういうこともあると言われました。
トシなのでしょうか..
そして、別の看護師さん? に、件の装具を試着させてもらいました。
値段が値段なので、買うか買わないか(装着するか)どうされますかと聞かれました。
買うと返品は出来ないと先ほど医師から聞かされていました。
自分は、前述の通り、夜寝て朝起きると痛みが強くなっており、ホームセンターで手首がすっぽり入る筒を買ってきて夜寝ている間はそれを付けていようかと半分本気で考えていました。
そのため、こういうものを欲していたので、やはり買うことにしました。
ちなみに、これは Sサイズらしいのですが..
自分は手が小さい方だとは思っていなかったので、これで大丈夫なんですかとも聞きましたが..
特に小さくて不都合だとはこれまで感じていません。
なお、真夏だったら汗をかいて大変だったかも知れません。
この点はラッキーでした。
あとは、痛み止めの飲み薬を二週間分処方してもらったのと、リハビリを受けることになりました。
人生初リハビリです。
リハビリテーション科を備えている病院だけあって、体育館のトレーニングルームのようなこれまた広い部屋です。
何に使うのか分かりませんがダンベルも一式置いてありました(色々な重さのが)。
初めて知りましたが、リハビリをしてくれる人には理学療法士と作業療法士の
2種類があり、自分は作業療法士の方です。
話は飛びますが、NHK ETV で日曜夕方 5時から放送している番組のキャラクター「ニャンちゅう」 (28年続いている!) の役が代表的な声優・津久井教生(つくいきょうせい)さんが、難病である ALS になったことを 10月に公表されました。
自分は、氏が演出した朗読劇や氏自身が出演する朗読劇を、東京まで何度も観に行ったことがあります。
もうだいぶ前ですが、そのときも東京の西荻窪という所で会場に向かい歩いていると.. 向こうの方から歩いて来る小柄のおっちゃんが「よっ」と手をあげてきました。
えっ、誰? 知り合い? と思ったら、その人は津久井教生さんでした。 何度も行くうちに顔を覚えられていたようです。 ニャンちゅうに声をかけられた! と思って大変恐縮しました。
津久井教生さんは理学療法と作業療法の両方のリハビリを受けているそうです。
リハビリ士さんも、胸ポケットに例の分度器を持っていて、やはり手首とかが何度曲がるか測りました。
あの分度器は皆持っているようです。
そして、腕を揉んだり、リハビリを受けました。
また、「スーパーライザー」 (医療器具の製品名?) という器具で手首に赤外線を当てる治療 (リハビリ) を受けました。
以来、一週間に一回ほど、予約を取って、リハビリを受けています。
また「リハビリテーション総合実施計画書」というのを作成することになっているそうで、それも何回目かのリハビリの時にもらいました。
ちなみに、土曜日くらいしか行けないのでだいたい土曜日に行くのですが、土曜日は子供を塾に送り迎えするため車が必要で、以来自分は自転車で二十分ほどかけて行っています。
手首を痛めているというのに..
まあ自転車は平日は毎日駅までの短い距離を乗っているのですが。
(蛇足ですがその自転車は大学に入ってすぐに田島寮の川の向こうでおばちゃんがやっていた自転車屋「かねこ」で買ったもので
29年経っていますがあちこち部品が交換されて少し面構えが変わりました)
装具やリハビリのおかげと思いますが、11月末にはだいぶ痛みが小さくなりました。 ですが、油断するとイテッとなります。 完治する日は来るのでしょうか..
..痛みが支障ないほど弱くなってきたので、最後にもう一度医師の診断を受け、12月いっぱいでリハビリ通院を卒業することにしました。
あえていうと、未だ腕立て伏せはキツイかもしれません。
これはもう少し以前からもそうだったので、別の原因なのでしょうか..
皆さんも、手首が痛いと思ったら、整形外科に行きましょう。
以上